結果は決断の結果だ、という話
望ましくない結果が出たとき環境や他人のせいにして、言い訳や文句を言う人はたくさんいます。
ただ、よくよく話を聞いてみると「いま目の前にある結果はあなたの意思決定の結果です」と言いたくなることが多々あります。
今回は、そんな話をします。
結論
「いま、目の前にある結果は、貴方の意思決定の結果です。
つまり、結果責任は貴方にあります。」
よくある風景
「おかしいとは思っていたんですよ。」
「認識の齟齬があることは理解していました。」
「再確認するように指示しました。」
・・・望ましくない結果が出たときに関係者にヒアリングするとよく耳にする言葉です。
結局、言い訳でしかないです。
問題に対処しなかったのは「対処しないという意思決定をした」ということ
おかしいとは思っていたが、放置したということは「問題を認識していたが放置する、と(自分が)意思決定した」ということです。
認識齟齬があることを理解しているにも関わらずそれを是正しなかったのは「認識の齟齬を放置するということを(自分が)決定した」ということです。
再確認を指示したが、確認結果を確認しなかったのは「再確認の結果を確認しないことを(自分が)決定した」ということです。
決定したのは自分なので結果に対して言い訳や文句をいうのはおかしいのですが、このような人は「意思決定をした」という意識を持っていません。
どうすればよいか
他責ではなく、自責で考える、という意識を持つようにマインドを変えてもらう必要があります。
そのためには「うまくいかなかったのは貴方の責任です。」という事実を認識させることが第一歩だと考えます。
まとめ
自分の責任ではないと考えている人は、問題解決に積極的に関与しません。
逆に自責だと認識している人は主体的に問題解決に動きます。
他者を変えることは難しいですが、人は変われるというのも事実です。
自責で考えられていない人はいったん考え方を変えるように本人にアプローチしてみて、変わらないようであれば見切る、ということも必要かと。
今回はこのくらいで。