効率を考えないほうが成長するかもしれない、という話
効率を重視していますか?
如何に効率的に物事を進めるか、ということに日々腐心しているかたも多いと思いますが、成長するためには効率性を考えないほうが良いのではないか、と思うこともあります。
今回は効率を考えないほうが成長するかもしれない、という話をします。
言いたいこと
- 効率的に物事を進めるということは突き詰めると最適解に最短で到達すること
- 正解にまっすくに到達せず、道を間違えたり、進んでは引き返したり、試行錯誤したりという過程を経験することで、多くのことを学べる
- 効率を求めるのではなくガムシャラに取り組みことが成長への近道になることもある
効率を求めすぎていないか
コストを下げたい、時間のかかる処理を短時間で終わらせる必要がある、というような課題や目標がある場合は、効率性にこだわることは重要です。
ただ、能力の成長を求める場合には効率性を考えることが逆に非効率になる場合があるのではないか、と感じることがあります。
ある分野で成長したいということは、自分の能力が未熟で様々なことを吸収することが重要な時期にあるといえます。
このような状態では、効率を考えること自体に大きな意味はなく「考える前にまずやってみて経験してみる。」ということのほうが断然、重要だと考えます。
ガムシャラに取り組むことが最強
つまりガムシャラに取り組むことが、シンプルかつ最強の成長戦略だと思うわけです。
でも、まず効率的に能力を伸ばす方法を探る、というアプローチをとることが多い。
なぜかというと効率的に目標を達成するのはなんだか格好がいいし、無駄は嫌いだし、最短で目標を達成できるほうが頭がいい感じがする。何よりガムシャラは格好が悪い、というのが大多数の人の本音だと思います。
でも、少し考えるとわかることですが、ある分野の能力を効率的に伸ばす方法を時間をかけて考えたり調べたりすることのほうがよほど非効率です。
まず取り組んでみないと効率的な方法が何なのかを識別することも困難です。
ガムシャラに取り組むだけでは容易に正解に到達できないかもしれませんが、活動の過程で周辺領域の様々な知識に触れることができ、何度も考えることで理解が深まっていきます。時間はかかりますが、正解にストレートに到達するよりも、多くの知識が得られ、理解度も深まるのではないかと思います。
結果的に、効率を考えずに取り組んだことが最も成長に寄与することになるのではないか、と考えます。
最後に
なにも考えずに無我夢中で取り組むことが、シンプルに楽しいです。
学びは楽しさとセットではないかと最近特に感じます。
今回は、このあたりで。