失敗から学ぶということはどういうことなのか、という話
失敗から学べ、とはよく聞く話です。
会社でも新人のころは「どんどん失敗していいんだよ。」と言われることもあります。
では、失敗から学ぶとはどういうことなのでしょうか。
今回は、失敗から学ぶとはどういことなのか、について僕の考えを話します。
結論
- 失敗は、特別なことでなく、身の回りに転がっている。
- 失敗から学ぶには成功のイメージをもっておくことが必要。
- 失敗は自分にしか分からない。
失敗は特別な体験ではない
失敗から学ぶというと何かものすごく大きなことにチャレンジして、失敗して・・・というようなことをイメージする人が多いと思います。
僕はそうは考えていません。失敗は身の回りに転がっています。
ただ、失敗を明確に認識できていないだけだと考えています。
失敗から学ぶには成功のイメージをもっておくことが必要
失敗に気づけなければそこから学ぶこともできません。
では、なぜ失敗に気づけないのでしょうか。
その理由は、行動を起こす前に成功のイメージをもっていないからだと考えています。
何となくうまくいった、成功とはいえないが失敗でもなかった、といったことはしばしばあります。このような結果の場合、行動を細分化すると成功した行動と失敗した行動が混在していることになりますが、一つひとつの行動の期待する結果を明確に意識していないと失敗を認識することはできません。
僕は一つひとつの行動の成功イメージを持つことが失敗から学ぶことの一番大事な点だと考えています。
失敗は自分にしか分からない
そのように考えると、ある行動の成果が結果的に成功であったとしても、その過程で失敗を経験することはできます。また、日常的な行動においても成功と失敗を経験することができます。
冒頭に触れましたが、失敗から学ぶというと何か大きなことにチャレンジして失敗したようなケースがクローズアップされますが、地道に学んでいる人は自分の中で想定通り進まなかったタスクを失敗と認識して、なぜ想定どおり進めることができなかったか、その原因は何か、同じ失敗を繰り返さないためにどうしたらよいか、ということを常に反復しているのではないかと考えます。
これは、決して第三者にはわかりませんが、ものすごい差を生む要因になると思います。
まとめ
失敗から学ぶというのは、意識の持ちかた次第だということだ、というこのが僕の言いたいことです。
体験した失敗を抽象化し、その失敗を二度と発生させないような対策を考えることを繰り返していけば、ほんの小さな失敗とそこからの学びだとしても、最終的には大きな差となります。そもそも大きな失敗は小さな失敗の積み重ねの結果なのですから。
今回は、このあたりで。