本はたくさん読んだほうがよいという話
僕はふつうのビジネスマンより少しは本を読んでいるほうだと思っています。
学生時代には娯楽として読んでいましたが、社会人になってからは仕事と一般教養の知識を得るために読んでいます。
読書量は、社会人になってからのほうが圧倒的に多いですね。
結論からいうと本は読めるうちに読めるだけ、できるだけたくさん読んでおいたほうがよいと思っています。
今回は、たくさん本を読むことについて思うことを書いてみます。
本を本格的に読むことになったきっかけ
圧倒的な量と深さで読書をしている人をブログで見たことが意識的に本を多く読むようになったきっかけです。
初めて見たときはものすごくびっくりしました。
「これは、自分も勉強しないとまずいな」と思って本を読み始めました。
読書ブロガーや書評ブロガーとして有名な方は多くいますが、僕が最も影響をうけたののはDainさんです。
読書量もさることながら、考察の深さやジャンルの広さが尋常じゃないです。
スゴ本はすごいですね。
どんな本をどの程度読んだか ・読んでいるか
読書ジャンルは、コンピュータ・IT、ビジネス・経済、歴史小説が中心、読書量は、平均して週1冊から2冊程度、年間60冊から100冊程度、といったところです。
読書時間は主に通勤時間。往復で60分程度は確保できるので、新書程度なら、2日もあれば十分、1冊読めちゃいます。ただ、骨のある本は、さすがに読むのに時間がかかるので、読書量は選択した本によってばらつきがでます。
多読を続けて感じたこと
- 当たり前だが、知識が深まる
僕の場合、特に何も考えずに本を選んでいったのですが、好みのジャンルに偏っていき、結果的に特定のジャンルを集中的に読むことになります。
同じ内容に対して異なる表現や異なる視点で繰り返し触れることになり知識のベースが固まってきます。一定の知識が蓄積されると理解も早まり、読むスピードも上っていくという好循環が生まれます。また、内容が薄いダメな本、というのがわかってきます。
- 本は本を呼ぶ
まともな本は、主張の裏付けとなるエビデンスとして、引用した本や参考文献などが記載されています。ある本を読んで、その参考文献を読む、といった形でどんどん読む本の幅が広がっていきます。
- 知ることにより、知らないことを知る
「無知の知」ってやつです。知れば知るほど、自分の知識のなさが明らかになる、自分よりすごい人を知ることになるので、自然と謙虚になっていきます。
ただ逆に仕事で全然勉強していないやつが浅はかな知識を振りまいているとイライラします。
読み方の変化
7、8年はこんな感じで本を読んでいたのですがビジネスと歴史小説にジャンルが偏っていたこともあり、読書に飽きてきました。同じような話ばかりで単純につまらなくなってしまったんです。
また、途中から読書量を追うのは手段が目的化していることに気づき、量ではなく質を求めるようになりました。
こんな経緯でここ最近は読書量ではなく、読書の質をより意識する読書に変わっています。
まとめ
世の中の人はどの程度、本を読んでいるか知っていますか?
文化庁の調査では、47.3%が1か月に1冊も本を読まないという調査結果がでています。一方で、月に3、4冊以上、読む人の割合は、15%となっています。
この結果をどうみますか?
僕は、月に3、4冊以上本を読む人の割合が15%という結果を「結構多いな」ととらえています。月4冊というと大体年間50冊ということなので。
感覚的には読む人と読まない人との差にかなりの開きがあって、読んでいる人は圧倒的に読む、読まない人は全然読まなない、という2極化が進行している感じがしていたので、この調査結果は若干意外でした。
「最近読み方が量から質に変わっている」と言いましたが、これは急にそうなったのではなく、一定の読書量をこなしたから質を重視することになったのだと考えています。つまり、「質」に行く前にはやはりある程度の「量」をこなすことが必要かと思います。
ですので、「本は読めるうちに読めるだけ、できるだけたくさん読んでおいたほうがよい」と思っています。
読書は好きな分野で、思うこともあるので別の機会でまた考えを出していきたいと考えています。
今回はこのくらいで。